現地2024年9月15日、フランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞の前哨戦にあたるG2ニエル賞(3歳、芝2400m)が行われ、無敗の仏ダービー馬ルックドゥヴェガが3着に終わって初黒星を喫した。
ルックドゥヴェガは楽な手応えでハナを切り、それをソジーが折り合いに腐心しながら差のない2番手で追走する展開に。隊列に変化なく直線に入ると先にソジーが仕掛け、ルックドゥヴェガも呼応するが、残り400メートル付近で早くもソジーが先頭に立つ。
ソジーはその後も脚色が衰えることなくゴール。ルックドゥヴェガは後方から追い上げてきたデリアスにも差され、勝ち馬から3馬身半差の3着だった。また英ダービー2着馬アンビエンテフレンドリーは最後方のまま見せ場なく最下位の5着に沈んだ。
A.ファーブル厩舎のソジーはシーザスターズ産駒。6月のG1仏ダービーではルックドゥヴェガの3着だったが、7月のG1パリ大賞を制覇。それ以来のレースだった今回はルックドゥヴェガに雪辱を果たした。
この結果を受け、大手ブックメーカー『コーラル』はソジーの凱旋門賞でのオッズを8倍から4.5倍までカット。ルックドゥヴェガは4倍から7倍とした。
鞍上のM.ギュイヨン騎手は「2400メートルの方が彼には合うね」「今日の馬場は少し粘り気があったが、良馬場ならもっといい。凱旋門賞の馬場が大丈夫なら勝つチャンスは十分あると私は思う」と『Sky Sports Racing』にコメント。
一方、ルックドゥヴェガを管理するY.レルネール調教師は、無敗が途切れたことは少し残念としつつ、休み明けで馬体重が増えていたことを敗因として挙げ、「大目標は3週間後。3週間で馬を最高の状態にしたい」と話していた。
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