現地6月22日、イギリスのアスコット競馬場で世界最長距離の平地G1ゴールドカップ(4歳以上、芝4010m)が行われ、L.デットーリ騎乗のクラージュモナミが制した。
レースは2021年の勝ち馬サブジェクティビストが逃げ、1番人気のコルトレーンは中団から。クラージュモナミはエルダーエルダロフと並んで後方3番手付近に控える。
隊列に大きな変化はなく終盤に入ると、クラージュモナミは最終コーナーで内を突いて一気にポジションを5番手付近まで上昇。サブジェクティビストをかわして先頭に立ったコルトレーンをさらに追撃し、ゴール前で見事に差し切った。
2着は3/4馬身差でコルトレーン、さらに3馬身3/4差でサブジェクティビストが入線。エルダーエルダロフは7着、ブルームは10着に終わった。なお有力視されていたトゥルーシャンは3年連続でレース直前での出走回避となっている。
J&T.ゴスデン厩舎のクラージュモナミはフランケル産駒の4歳セン馬。昨年にオールウェザーで2連勝後に去勢し、休み明けだった今年5月のハンデ戦も快勝。今回が重賞初挑戦だったが無傷の4連勝でのG1初制覇を果たすとともに、今年限りでの引退を表明しているデットーリ騎手にゴールドカップの通算9勝目をプレゼントした。
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