仏G1サンクルー大賞(4歳以上、芝2400m)が現地7月8日にフランスのサンクルー競馬場で行われ、1番人気のウエストオーバーが5頭立ての3番手から直線入口で先頭に並ぶと、残り500m地点から早々に抜け出してそのまま押し切った。
ウエストオーバーは前後7、8馬身ほどの隊列でちょうど真ん中につけると、2番手から最終コーナーを待たずに脱落する僚馬マラブドライブ(5番人気)をかわし、直線入口で早くも先頭の構え。背後でマークする2番人気ザグレイが手応え良く追撃してきたが、直線半ばから突き放して2馬身差を開き、3番人気のジュンコ(3着)にはさらに3馬身差をつけた。
R.ベケット調教師が管理するフランケル産駒のウエストオーバーは、昨年の愛ダービー以来となる2度目のG1制覇で重賞は3勝目。白星を手にしたのも愛ダービーから1年ぶりとなった。
英競馬メディア『racingpost.com』によると、ベケット師はウエストオーバーの今後について「キングジョージを検討するだろうが、いずれ距離を延ばすかもしれない。彼は後ろから迫られた時に、また脚を伸ばして悠然と勝ったからね」とコメントしている。
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