現地8月2日、イギリスのグッドウッド競馬場でG1サセックスステークス(3歳以上、芝1610m)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたパディントンが逃げ切った。
スタートからハナを切ったパディントンは楽な手応えでレースを先導。最終コーナーでは全馬揃って外ラチ沿いに進路を取る展開となり、2番人気のインスパイラルが並びかけてきたが、残り2ハロン手前でパディントンが仕掛けるとインスパイラルは付いていけず脱落する。
代わって5頭立ての4番人気ファクトゥールシュヴァルが追いすがってきたが、パディントンはこれも振り切って1馬身半差の勝利を収めた。3着には最低人気のチャーリンが流れ込み、パディントンを負かしにいったインスパイラルは最下位に沈んだ。
A.オブライエン厩舎のパディントンはシユーニ産駒の3歳馬。5月の愛2000ギニーを皮切りにセントジェームズパレスステークス、エクリプスステークス、そして今回とG1を4連勝し、2歳時から数えると7連勝となった。
3月末の始動から今回が2023年の6戦目だったパディントンについて、2000年に同じようなローテーションで9戦してG1を5連勝するなどの活躍でアイアンホースと呼ばれたジャイアンツコーズウェイを引き合いに出し、「ジャイアンツコーズウェイよりもスピードはずっと上」と高評価。「この馬はいざという時に力を発揮できる無類の馬だ」と語った。
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